保育士という仕事は、子どもたちの笑顔に支えられながらも、心と体に大きな負担がかかることも少なくありません。
「辞めたい」と思う一方で、「続けたい」という気持ちもあって、葛藤している方も多いはず。
この記事では、そんな揺れる気持ちに寄り添いながら、心が軽くなる7つのヒントをご紹介します。
なぜ「辞めたい」と思ってしまうのか?|保育士の本音とは
保育士の仕事は「やりがいがある」とよく言われますが、実際には心と体にかかる負担が非常に大きい仕事です。
「子どもは好き。でも仕事がつらい…」そんな葛藤を抱えている方は少なくありません。
多くの保育士が「辞めたい」と感じる理由には、以下のような現実があります。
これらが積み重なることで、「もう限界」「朝起きるのが苦しい」と感じてしまうのはごく自然なことです。私も仕事のことを考えると、吐き気がする日々でした。
ですが、あなたの「辞めたい」は決して甘えではありません!まずはその思いを、しっかり受け止めることから始めましょう◎
それでも「続けたい」と思う理由は何?|心の中の小さな希望
「辞めたい」と思う日々の中で、それでも心のどこかに「続けたい」という気持ちが残っていませんか?その感情こそ、あなたが保育士という仕事に本気で向き合ってきた証拠です。
保育士を続けたい理由には、こんな小さな希望ややりがいがあるのでは?
こうした経験が、あなたの心の奥にたしかな“希望の種”として残っているのではないでしょうか。続けたいという気持ちは、ただの未練ではありません。あなたが真剣に保育と向き合い、うれしい経験をたくさん積み重ねてきたからです。
つらい中でも前を向こうとするその姿勢が、すでにあなたの強さになっていますよ♡
心が軽くなる7つのヒント|辞めずに踏みとどまるために
「辞めたいけど、できれば続けたい」そんな揺れる気持ちに押しつぶされそうな日々……。心が軽くなるための、今すぐ実践できるヒントを7つご紹介します。自分に合った解決法を見つける参考にしてみてくださいね。
①「辞めたい」と感じる自分を認める
「つらい」と感じるのは、「子どもたちの感情」「保護者との信頼関係」「同僚・上司からの期待」など”保育士”という仕事ときちんと向き合っている証拠◎自分を責めずに、まずは「辞めたい」という気持ちを受け入れましょう。
「辞めたい」と感じるのは、決して甘えや逃げではありませんよ。
②一日5分でもOK!自分のための時間を作る
朝のコーヒー、帰宅後の音楽など、なんでもOK!保育士としてではない、あなた自身の「好き」を大切にする小さな習慣が心を整えます♡習慣化できるとベストですが、毎日するのが苦痛になることも…。たまにや、1日のうちのたった5分でも、自分の時間が取れたら上出来!その時間を楽しんだ後は、「今日は自分の時間が取れた!私えらい!」と褒めてあげましょう。
④「やらなくていいことリスト」を作ってみる
「やらないといけないこと」に目を向けがちですが、全部を完璧にやらなくても大丈夫◎自分にやさしく、負担を減らすためには、「やらなくてもいいこと」も考えてみましょう。
全部自分でやらないと気が済まない!という方は、優先順位をつけるのもいいかもしれませんね。
⑤子どもと笑う時間を意識して増やす
笑顔は、あなた自身の心も癒してくれる大きな力になります。子どもの笑顔は「え?マイナスイオン出てる?」と思うほどの癒し効果がありますよね♡あなたが子どもと一緒に笑いあっている瞬間を、客観的に見てみましょう。きっとあなたが理想とする保育士になれているのでは?
子どもたちもきっとあなたが笑っていると、うれしくて笑顔になるでしょう。笑顔の輪が広がる素敵な空間を作って、しっかりマイナスイオンを浴びましょう♡(笑)
⑥毎日ひとこと、自分をほめる
「今日も頑張ったね」「よくやってるよ」と、自分に声をかけてあげましょう。自己肯定感を高めることで、自分自身を大切にでき、ストレス耐性が上がることも…!
⑦“今の気持ち”を書き出して、客観的に見る
ノートやスマホでもOK。感情を見える化するだけで、気持ちの整理がつき、冷静さが戻ってきます。問題解決の糸口にもなるので、おすすめですよ◎
どれか一つでも、あなたの心が少し軽くなるきっかけになりますように♡
私が保育士を続けられた理由|元保育士のリアルな体験談
私自身も、保育士として働いていた頃、「もう無理かも」「明日、職場に行くのが怖い」と感じたことが何度もありました。書類に追われ、同僚の目を気にし、子どもに笑顔を向けながらも心はギリギリ…そんな日々でした。
でも、ある遅番担当の日。年中クラスで目立っていた少しやんちゃな男の子Aくんが、私と1対1で絵本を読んで静かに過ごしてくれました。保育室の前を通りかかった先生からも「え!?A君?静かだったから、ほかの子が残っているのかと思った」と言われるほど、意外だったのでしょう。
次の日A君に会うと「先生、今日も絵本読んで!」と言われました。そのとき、A君の甘えたい気持ちに寄り添えたとうれしくなり、「私の存在が誰かにとって意味がある」と実感できました。
この出来事が、その後私の心の支えになりました。この出来事から10年以上たちますが、いまだに覚えています。
今は退職して別の立場から保育士さんを応援していますが、あの経験があったからこそ、同じように悩む人に「大丈夫」と伝えられる自分がいます。
なのであなたも、つらい気持ちの奥にある「続けたい理由」を見つけて、自分のペースで進んで大丈夫ですよ◎
辞めても、続けても◎自分の気持ちを大切に
「辞めたい」「でも続けたい」──そんな気持ちに揺れる日々は、とてもつらいですよね。でも、どちらを選んでもいいんです。続けることも、辞めることも、どちらも間違いではありません。
大切なのは、「自分がどうしたいか」に正直になること。
無理に頑張り続ける必要はありません。いったん立ち止まって深呼吸することも、心を守るためにはとても大事なことです。
もし、もう少し頑張ってみたいと思うなら、自分に合った働き方を見つけるのもひとつの方法。反対に、今は休みたいと感じているなら、その気持ちを大切にしてください。
あなたの人生は、あなたのもの。
どんな選択をしても、あなたが自分を大切にできるよう、私は心から応援しています。
焦らなくて大丈夫。ゆっくり、自分のペースで進んでいきましょうね❀
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