ついに『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』が、Prime Videoで見られるようになりました!連続ドラマの時から楽しみに見ていたので、映画化すると知ったときとても嬉しかったのですが、次女が保育園に入園したり私も仕事に復帰してすぐだったので観に行くことができませんでした。
ですが2024年4月5日からPrime Videoで見られるようになり、さっそくMERが大好きな長男と一緒に見ました。(鈴木亮平さんを見ると「喜多見先生」、賀来賢人さんを見ると「音羽先生」とずっと呼んでいます。)
今回は『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』を、長男(5歳)と一緒に自宅でPrime Videoの配信を見た感想と、長男なら内容も理解できるのではないかと思った理由もご紹介し、子どもと見るにはまだ早いのではないかと感じているママパパさんの参考になればと思います。
※ネタバレも含みます。見たくない方はご遠慮ください。
「見たよー!」「ここが泣けた!」などの感想も、大歓迎ですので是非MERについて語り合いましょう♪
『TOKYO MER~走る緊急救命室~』とは
あらすじ
災害、事故、テロ、そして未知なる感染症に備え、東京都知事・赤塚(石田ゆり子)の発案で、救急医療チーム「TOKYO MER」が発足する。医師3名、看護師2名、麻酔科医1名、臨床工学技士1名で構成されたこの組織のミッションは、高度な外科手術も可能なオペ室を搭載した特殊緊急車両ERカーで現場に急行し、“死者を1人も出さない”こと。
映画.com
ドラマ版は2021年7月から9月12日までTBS系の「日曜劇場」枠で放送されていました。
出演者
- 喜多見幸太(鈴木亮平)
- 音羽尚(賀来賢人)
- 弦巻比奈(中条あやみ)
- 蔵前夏梅(菜々緒)
- 冬木治朗(小手伸也)
- 徳丸元一(佐野勇斗)
- ホアン・ラン・ミン(フォンチー)
- 赤塚梓(石田ゆり子)
- 千住幹生(要潤)
- 高輪千晶(仲里依紗)
- 喜多見涼香(佐藤栞里)
出演者が豪華なのは、日曜劇場ならではかなと思います!
ドラマ制作の意図
ドラマが放送された2021年7月ごろと言えば、世界的に流行した感染症が猛威を振るっていた時期でもあります。自分たちにも感染してしまうかもしれないという危険を顧みず、未知のウイルスと戦っていたすべての医療従事者の方へのリスペクトとエールを送るために制作されました。(参考:劇場版TOKYO MER走る緊急救命室 公式サイト PRODUCTION NOTE)
このウイルス関してはっきり分かって分かっておらず、感染したら自分の生命の危険もあるとの報道もある中で患者のために戦う姿は、ドラマの中で危険な現場に飛び込んででも傷病者を救おうとするMERメンバーやそれを支える救急隊や指令室と重なるところがあります。
現在は5類に引き下げられ、感染症が流行する前の日常に少しずつ戻ってきています。それは多くの医療従事者の方たちのおかげであるとMERを見るたびに考えることで、制作者の方の想いも理解できるのではないでしょうか。
『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』について
あらすじ
オペ室を搭載した大型車両=ERカーで事故や災害現場に駆け付け、 自らの危険を顧みず患者のために戦う、都知事直轄の救命医療チームである。
劇場版TOKYO MER走る緊急救命室公式サイト
彼らの使命はただ一つ…『死者を一人も出さないこと』。
横浜・ランドマークタワーで爆発事故が発生。数千人が逃げ惑う前代未聞の緊急事態に。
「待っているだけじゃ、救えない命がある」チーフドクター・喜多見はいち早く現場に向かうべきと主張するが、厚生労働大臣が新設した冷徹なエリート集団【YOKOHAMA MER】の鴨居チーフは「安全な場所で待っていなくては、救える命も救えなくなる」と真逆の信念を激突させる。
地上70階、取り残された193名。爆発は次々と連鎖し、人々に炎が迫る!混乱のなか重傷者が続出するが、炎と煙で救助ヘリは近づけない。まさに絶体絶命の危機…
さらに、喜多見と再婚した千晶もビルに取り残されていることが判明。
千晶は妊娠後期で、切迫早産のリスクを抱えていた…
絶望的な状況の中、喜多見の脳裏に最愛の妹・涼香を亡くしたかつての悲劇がよぎる――
もう誰も、死なせはしない。
予告映像にもランドマークタワーが爆発し、たくさんの傷病者が出ている中、炎と煙に包まれている現場に入って助けに行くMERメンバーの姿がありました。
ドラマ版同様のドキドキハラハラした展開もありましたが、劇場版から登場するYOKOHAMA MERとの対立と研修医の潮見先生(ジェシー)の活躍も見どころだったのではないでしょうか。
劇場版からの出演者
- 潮見知宏(SixTONES ジェシー)
- 鴨居友(杏)
- 元町馨(古川雄大)
- 両国隆文(徳重聡)
5歳の長男と一緒に見た感想【ネタバレあり】
エピソードには興味なし
劇場版から発足された「YOKOHAMA MER」ですが、危険な現場に医師自らが飛び込み傷病者を助けに向かうというTOKYO MERのやり方が間違っていると感じ、協力することを拒んでいました。ですが次第に「待っているだけでは救えない命がある」という喜多見先生の言葉に、心が動かされるYOKOHAMA MERのメンバーたちに感動しました。
その横で次女と騒ぎまくる長男…。人間模様には興味がないようで、事故の様子や必死に傷病者を助けている、いわゆる盛り上がるシーン以外には興味がないようでした。
ドキドキハラハラが怖いと感じる
ドキドキハラハラするシーンが盛りだくさんだった劇場版。そこが見どころでもあったのですが、途中で「早く死者0か見たい。」と言い出しました。「それだけ見て何が面白いん!?」と思いましたが、長男曰く「ドキドキするけぇ怖い」とのこと。
5歳の長男には少し刺激が強かったようです。
見終わってしばらくしてからの長男の一言
映画を見終わり、家でゆっくりしていたら突然「かあちゃん。みんなが頑張ってくれたけぇね、誰も死なんかったんよ。」と言ってきてびっくりしました!
ヒーローアニメや戦隊ものと同じような感覚で見ているとばかり思っていましたがしっかり内容を理解していて、危険を顧みず人の命を救っている姿を見て「頑張っている」と感じていたことに驚いたのと成長を感じました。
この機を逃してなるものか!と「そうだね。長男くんのいつも行っとる病院の先生とか、すれ違う救急車に乗っとる隊員さんとか、近くにもMERの人みたいに命がけで頑張ってくれとる人がいっぱいおってくれとるんだよ。」と自分の生活ともリンクできるように話しました。
とはいえまだ5歳なので、医療従事者の方のリスクや大変さを理解し感謝するというのは難しいと思うので『自分の周りにも人のために頑張っている人がいる』ということを知るだけでも、MERを見て得た学びになるのではないかと思います。
長男(5歳)なら内容を理解できると思った理由
興味がある
まだ小さい子どもには、興味があるということが集中力にもつながります。ヒーローが好き、車が好きという子には興味をもって見ることができると思います。
長男もヒーローアニメが好きなので、MERにも興味があるようでドラマのころから毎週見ていました。
命の大切さについて分かっている
これはなかなか特殊かもしれませんが、昨年の夏に私の妹の子どもが生後3か月で亡くなりました。先天性の病気が原因で生まれてからはずっと病院に入院していて、初めて会ったのは亡くなってからでした。亡くなってはいるものの「抱っこしてあげたい」と抱っこしてくれたり、今でも実家に帰り妹に会う時には亡くなった赤ちゃんに「お菓子買って行ってあげよう」と言ってくれます。
このような経験をしているお子さんは少ないかと思いますが、身近な人が亡くなった経験があるというのは命の大切さを理解する上でとても大切なことだと思います。悲しい寂しい気持ちが先行しますが、亡くなった方が残してくれた大切な感情と貴重な経験だと思い前向きに捉えるようにしています。
MERも命の大切さについて描かれているシーンが多くあるので、内容を理解するためにはとても大切な感情だと思います。
子どもに学んでほしいこと
『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』はドラマ版に比べ、爆発シーンや手当・手術のシーンが多く描かれています。そのため、ドラマを見ているときには怖がったりすることはなかったのですが、劇場版は怖いと感じてしまったようです。
これがもし映画館で見ていたら音も大きいしもっと怖かったと思います。そしたら館内からでないといけなくなっていたので、一緒に見るなら映画を途中でも止められるように自宅で見ていてよかったなと思いました。
主演の鈴木亮平さんも舞台挨拶の際「僕はドラマの時から、子どもにも届いてほしいと思っていました。」とおっしゃっていました。映画にも大人たちが避難口に殺到している中、傷病者を安全に連れ出すための準備をするMERメンバーに、中学生ぐらいの子たちができることはないかと声をかけるシーンがありました。
今はまだ幼いので大人が守ってあげなければと思うことが多いですが、そのシーンを見て、大きくなったらこの中学生の子たちのように、困っている人を助ける手伝いができないかと考えて行動できるようになって欲しいです。
そして将来、困っている人が居たら、誰かの手伝いではなく自分から手を差し伸べてあげられるようになってほしいと、MERを見て母親の視点から思いました。
子どもにとっても学びことの多い映画だと思いますので、是非お子さんと一緒にご覧になってみて下さい!
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