出産は何度経験しても、不安なことばかりです。
里帰り出産に向いている人の特徴を知り、自分の生活環境と比べてみましょう。里帰り出産も視野に入れることで、少しでも出産への不安や産後の生活についての心配を、今のうちに減らしておきましょう。
里帰り出産に向いている人の特徴
里帰り出産とは、実家に帰って近くの病院・または産院で出産することです。
自身の経験から、里帰り出産に向いている人の特徴をまとめてみました。
- 家族との関係が良好
- 実家での生活パターンに苦を感じない
- 旦那さんの仕事の帰りが遅い
- 旦那さんが仕事を急に抜けることができない
- 妊娠の経過に問題がない
以上の特徴が当てはまる人は、里帰り出産という選択肢も視野に入れてみて下さい。
里帰りする時期と期間
実家に帰るタイミング
私は産休に入ってすぐ~子どもが1か月半くらいになるまで
里帰りしていました。
出産する病院・産院によって「妊娠〇週から妊婦検診を受けに来てください」と言われる週数が変わってくるので、それまでには実家に帰っていたほうが良いでしょう。
ただ妊娠の状態や、実家の距離もそれぞれ違います。
「自宅安静の期間に飛行機で2時間かけて帰る」となると、かなりリスクがあります。
そういったことも考慮し、実家に帰る時期や交通手段なども考えておいたほうが良いでしょう。
自宅に戻るタイミング
自宅に戻る時期については、産後1か月は赤ちゃんも感染症などのリスクがあったり、お母さんの身体もまだまだしっかり休めないといけない時期になります。
そして赤ちゃんとお母さんの1か月検診もあるので、少なくとも産後1か月は実家でゆっくり身体を休めることをお勧めします。
里帰り出産のメリット
里帰り出産のメリットを紹介するので、参考にしてください。
- 家事を任せられる
- 育児の相談ができる
- 身体がゆっくり休められる
- 地元の友達や親せきが会いに来てくれる
- 上の子の送り迎えをお願いできる
- 入院中上の子の面倒を見てもらえる
産前・産後に何がしんどいかって、冗談抜きで「動くこと」なんですよね。
大きなお腹は寝返りを打つのも一苦労だし、産後の骨盤がグラグラの状態では歩くこともままならないし、切ったところの傷は痛いし・・・。
そんな状態でいつもの家事に加え、新生児のお世話なんて到底一人でできるものではありません。
それを実家の家族に手伝ってもらえるのは本当に助かるし、何より赤ちゃん以外に誰かいるというだけで、気持ちが全然違います!!
私の場合は、私の妹弟も実家に居たり近くに住んでいたので、父母以外にも大人の手があったことも、かなり大きかったです。
3人も産めたことは実家の家族のサポートがあったからだと、本当に感謝しています。
里帰り出産のデメリット
里帰り出産もメリットばかりではありません。デメリットを受け入れることができるかも、里帰り出産を選択する上で重要になります。出産後はホルモンのバランスが乱れ、気持ちの浮き沈みが激しくなるので、「我慢すれば大丈夫だろう」と安易に考えることは避けましょう。
- 家族に干渉されすぎてしまう
- 赤ちゃんの泣き声で家族を起こさないかと気を遣う
- 家族が仕事で日中は家におらず手伝ってもらえない
- 家族の時間に合わせるので晩御飯やお風呂の時間が遅くなる
- 旦那さんの立ち合い出産が難しい
- 旦那さんと赤ちゃんの時間が少なくなる
「家族の協力がほしい」と実家に帰るのが里帰り出産の目的ですが、その家族との関係性も里帰り出産を選ぶ上でかなり重要な点になってきます。
産後はホルモンの影響でイライラすることが増え、いつもは気にならないことでも、ストレスに感じてしまうことがあります。
「母とはいつも意見が合わない」「実家に居る兄に会うと、いつもけんかになる」など、トラブルになりそうと少しでも思うのなら、里帰りはおすすめしません。
そして里帰りをするとなると、単純に旦那さんとの時間は減ります。
実家が近くて旦那さんも休日や仕事終わりに寄ることができる、という場合はそれほど問題はないかと思いますが、距離が遠いとなかなか会えませんよね。
タイミングが合わなければ、立ち合い出産も難しいですし、貴重な新生児の期間を一緒に成長を感じることもできません。
こういったデメリットも踏まえて、里帰り出産をしたほうが良いのか、検討してみてください。
里帰り出産をするためには?手順をご紹介!
里帰り出産をするためには、どういった手順で準備していけばいいのか解説します。準備を始める時期は、産院に予約したり妊婦検診のクーポンや補助券を使用するための申請が必要な場合もあるので、里帰り出産をするしないに関わらず、妊娠が判明した時点で行動し始めるのがいいでしょう。
まずは家族に相談
里帰りをしようと思っていることを、ご家族に相談してみましょう。
いつもの生活の中に、お母さんと赤ちゃん(兄姉がいる場合はその子たちも)と一緒に生活できるのかをイメージしてもらうと良いでしょう。
あとは寝る部屋や、荷物置き場などをどうするのかなども、シミュレーションしておくとスムーズです。
産む場所を決める
出産できる施設には病院・クリニック・助産院があります。
それぞれに特徴があり、メリットデメリットもあるので、きちんと調べておく必要があります。
その他にも、施設を選ぶ決め手としては、
- 実家からの距離
- 出産費用
- 妊婦検診の費用(補助券・クーポンの利用が可能か)
- 個室の有無
- 分娩方法(無痛分娩や家での出産など)
- 産後ケア(エステができるところもあります)
なども、関係してきます。
自分の思い描く出産をするためにはどの施設がいいのか、産後すぐはどう過ごしたいのかを考えてみると選びやすいです。
分娩予約を取る
ここで産みたいと決めた施設でも、人気だと分娩予約が取れないこともあります。
まずは電話で現在の週数や出産予定日などを伝え、分娩が可能か聞く必要があります。
施設によっては、早い段階で一度妊婦検診をしてから、分娩予約が可能というところもあるので、妊娠が分かった段階である程度、産む場所を考えておくのが良いでしょう。
分娩予約については施設のHPで確認するか、直接電話で聞いてみましょう。
兄姉がいる場合の預け先
私は両親ともまだ仕事をしているので、日中上の子たちを見てくれる人がおらず、いつ生まれるかわからない状態で子どもたちの面倒を見るのはとても不安でした。
そこで実家近くの保育園に、一時預かりをお願いしました。
母が仕事で丸一日居ない曜日だけお願いしていましたが、それだけでもゆっくり過ごしたり、出産の準備がきちんとできたりと、一時保育をお願いしてよかったなと思いました。
いつ陣痛が来るかは分からないので、こういった準備をしておくと不安も軽減しますよ。
里帰り出産も選択肢に入れ、産前産後の不安を減らしましょう!
里帰り出産に向いている人の特徴と、あなたの生活環境とを比べてみて下さい。「里帰り出産のほうが自分に向いているかもしれない」「里帰り出産を考えていたけれど、デメリットを受け入れられる自信がない」など、それぞれ思うことがあると思います。
産前産後の生活を落ち着いて過ごせるために、里帰り出産も選択肢に入れたうえで、早めの準備をして備えていきましょう。
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